青年海外協力隊ラグビー隊員帰国報告会・壮行会レポート

7月10日(火)、2年間の活動を終えてインド、キルギス、スリランカから帰国した青年海外協力隊のラグビー隊員3名による活動報告と、これからインドネシアへ派遣されるラグビー隊員1名による活動方針の発表が行われました。

久留米陽平隊員はキルギスの国立スポーツアカデミーでラグビーの出張授業やラグビークラブの創設・指導にあたりました。初めは4人からのスタートでしたが地道な活動の結果15名まで選手を増やしました。ルールも知らずパスもできなかった選手が練習を続け試合を行えるまでに成長したことが何より嬉しかったと語りました。
どうすればラグビーに興味を持ってくれるか分からず悩んだ日々もありましたが、自分はなぜラグビーが好きなのか、どうしてボランティアとしてキルギスに来たのかを考え、とにかく楽しんでラグビーをすることを意識して活動に取り組みました。

森心隊員はスリランカのゴール郡事務所スポーツ振興課を活動拠点としてカレッジでの巡回指導にあたったほか、様々なラグビーイベントを開催しました。活動を通じ、スリランカの子どもたちが心の底からスポーツを楽しんでいることを実感したという森隊員。練習中に近くの木の実を口にする選手の姿に驚いたエピソードを交えながら、異文化におけるラグビー指導についても報告しました。他民族・他宗教のスリランカにおいては文化や価値観も多様であり、コミュニケーションをしっかりとることで異なる価値観を尊重し、認められるようになったことが自分自身の大きな成長だと話しました。

映像で発表した徳武寛貴隊員はインドでの活動を通じて自分自身がたくさんの愛情を感じ、いつか再びインドに戻りたいと話しました。

続いて、インドネシアに派遣される比嘉昴隊員は「インドネシア人がラグビー普及をリードできるプログラムを構築していきたい」と抱負を述べました。

将来ラグビー隊員の応募を考えている方から「心構えや準備しておくべきことは?」と尋ねられると、久留米隊員は「自分の目で見て、足で歩いて知りたかったので派遣国のことはあえて調べなかった」、森隊員は「スリランカは他民族・他宗教の国なので、禁忌事項など予め調べておいてもよかったと思う」と答えました。
今後の活動を問われ、「2019年ラグビーワールドカップに関わりたい」「2020年東京オリンピック・パラリンピックの関連事業に携わりたい」と答えた両隊員。青年海外協力隊に参加したことで、自分の中のラグビーへの想いがより一層強くなったように感じられました。