スリランカ女子ユース選手ラグビークリニックの開催について

10月12日、「アジアラグビー女子セブンズシリーズ2017 第2戦 スリランカ大会」を目前にした女子セブンズ日本代表と、青年海外協力隊ラグビー隊員としてスリランカ派遣中の森心隊員、伊藤悠理隊員により、コロンボを中心とするスリランカ西部州の女子ユース選手を対象としたラグビークリニックが開催されました。

現在スリランカラグビー協会(SLRFU)は、女子ラグビーの普及を目標の一つとして掲げており、特に若い世代に対する普及、育成が急務となっています。しかし、指導者のレベル、人数もまだ十分でなく、練習機会も限られています。そこで、アジアでトップレベルのスキル、ラグビーに対する日本代表選手の姿勢を体感してもらおうと、クリニックが企画されました。
今回は時間が30分と限られていたため、素早いラインメイクからのパス回し、2対1の2つの基本スキル練習を行いました。最初は緊張し、戸惑う様子の子どもたちでしたが、日本代表選手の声掛けによって、次第に積極的に練習に参加するようになりました。隊員はそれまで培った語学を活かし、日本語と、現地語であるシンハラ語で参加者の名札を作成したり、練習中の通訳を行うなど、コミュニケーションのサポートを行いました。
日本代表選手には高校生も在籍しており、同い年の選手もいることを子どもたちに伝えると言葉にならないほど驚いていました。またキャプテンの中村知春選手を始めとした選手たちのキャプテンシー、自主性にも感銘をうけたようです。一方で飲み込みが早く、あっという間にスキルを習得していく子どもたちに日本代表選手も驚いていました。
本クリニックは初めての試みであり、日本ラグビー協会、SLRFU、青年海外協力隊の連携によって実現しました。特にSLRFUとの協力は、ラグビー隊員が今までの活動を通して、現地の関係者との信頼関係を築いてきた一つの成果であると言えます。
スリランカ女子ラグビーには大きな伸びしろがあるようです。これを皮切りに、隊員の任地であるキャンディやゴールでの次回クリニックの開催、その他のプロジェクトなど、更なる発展が期待されます。

森隊員
参加したスリランカの子どもたちにとって非常に素晴らしい経験になったと思います。今後もこのような試みを継続させていきたいです。
伊藤隊員
今回日本代表チームの皆さんに、大会前という貴重な時間をいただき、クリニックを開催することができました。関係者の皆さん、ご協力ありがとうございました。