スリランカ(バドゥッラ) 5月18日~19日 活動報告

ディヤタラーワにあるSLMA(スリランカミリタリーアカデミー)に2日間、指導に行ってきました。カレッジを卒業して陸軍や空軍に入隊した隊員の訓練学校で、この学校の校長(Commandant)と私のボスが友人という縁で、セッションが実現しました。施設の入口には銃を持った兵隊がいて、通るときには緊張感が高まります。到着したフィールドはNZのクラブのように広く、涼しい風も吹いて、絶好の練習日和でした。 

 18日は9時過ぎから2時間ほど、初めてラグビーをする隊員22名を相手に行い、うち2人は女性でした。またラグビー経験者である上官2名がコーチとしてサポートに入ってくれたおかげで、指導もスムーズに進みました。ハンドリング練習から、4チームに分かれてのタッチラグビーを行い、実際にプレーしながらボールに触る機会を増やしましたが、気が急いでいるのか、頭が固いのか、スローフォワードが目立ち、慣れさせるまで大変でした。 

 最後は2チームに分かれて、コーチもそれぞれチームに入ってもらい、10分のタッチラグビーの試合を行いました。頑張ってもらうために、負けたほうは罰ゲームでさらに走らせる、と伝えました。試合中は選手よりもコーチのほうが必死でしたが、結果は最後の1プレーで同点に追いつき、引き分けに終わり、罰ゲームもありませんでした。 

 途中からはSLMAの校長も見に来ていて、非常に喜んでいました(選手やコーチは大変、緊張していたと思いますが)。最後は記念撮影を是非、と言うことで一緒に入ってもらいました(私の右隣、サングラスの方です)。

 19日は朝8時前に隊員の方にSLMAの車でステイ先まで迎えに来てもらい、グラウンドに到着すると伸びていた芝がきれいに刈られていました。9時過ぎから21名+活動見学に来てくれたJICA隊員の登尾さんも体験で加わり、22名を指導しました。この日はほとんどがラグビー経験者(数年)、年齢も20代前半でレベルも普段に比べて高かったです。

 前日と同様、ハンドリング練習の基本から確認し、タッチゲームではリアクションとコミュニケーションの2点を意識することを伝え、回数を重ねるごとに良くなりました。ただ練習後は、集合時間に遅れた隊員がいるということで全員が罰でグラウンドを走らせられたり、トレーニングをさせられたり、非常にきつそうでした(練習外の活動のため、写真撮影はダメでした)。

 体験で参加した登尾さんはテニスの指導員として1年前から来ています。感想を聞くと「楕円球はパス1つにしても上にいったり、下にいったり難しかったです。タッチラグビーを通じて、チームスポーツやコミュニケーションの大切さがわかって面白かったです。選手は周りを見て判断しなければならないので、頭も使う競技でした」とのことでした。非常に楽しんでもらい、有難いです。

 急遽、夕方4時からの練習も見ることになりましたが、選手の動きはあまりよくなくて少しがっかりしてしまいました。午前中の練習後の罰で疲れていたのですが、コーチと選手には疲れているときこそリアクションとコミュニケーションの2点を意識して頑張ろうと伝えました。私も選手のコンディションをしっかり見てメニューを考えなければならないと、反省点が多く、非常に学ぶことの多い2日間でした。

 白馬悠

2013.5.20

この指導者派遣は、開発途上国からの要請に基づいてボランティアが自分の技術や経験を活かして活動する
JICAの「短期ボランティア(青年海外協力隊)」としての派遣にて行われています。
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