インドネシア 4月19日・22日 活動報告

内山さん、Akmal、Jamieの3名により、Papua Hubセレクションが行われました。

スケジュールは下記のようなものでした。
19日PM9時、Jakarta発
20日AM6時、Papua着
        AM8時、ミーティング
        AM9時、コーチングセッション
        PM2時、セレクションマッチ
21日現地の方とミーティング
22日AM11時、Papua発
        PM3時、Jakarta着

JakartaとPapuaの時差は3時間(Papuaが進んでいます)
行きは2回、帰りは1回のトランジット

当初Papuaという土地は、安全面、衛生面等の不安がありました。
しかし、滞在したTimikaという街は、金鉱があり、フリーポートという多国籍金鉱会社によって、整備されていました。
Papuaには5つの部族による争いが現在もありますが、フリーポートは5つの部族から平等に雇用を創出し、現地人の支援を行っているため、この街に平和をもたらしています。

また、Papuaではラグビー人気が爆発しており、政府、フリーポートがその支援も積極的に行っているため、ラグビーをする環境が整いつつあり、競技人口も急速に拡大しています。
Papuaには、現在3つのチームがありますが、今年中に15チームに増やす計画があるほど、ラグビーが盛り上がりを見せています。

そして、ラグビーによって部族に関係なく友好関係が生み出されているという側面もあり、ラグビーはPapuaの人々に大きな影響を与えています。

このような背景と、彼らの持つポテンシャル(体は大きくありませんが、素晴らしいスピード、バネ、アジェリティに加え、生活の中で培われたファイティングスピリット、団結力)を考えると、間違いなくこれからのインドネシアラグビーの強化、発展の中心となっていくでしょう。

セレクションマッチの様子は映像で確認しましたが、まだまだラグビーの理解、技術は足りないものの選手たちは自由に走り回り、体を激しくぶつけ合っており、非常に大きな可能性を感じ取る事ができ、今年のインドネシア代表に向けても、大きな戦力となる数選手をリストアップする事ができました。

また誰もがラグビーを楽しんでおり、試合終了後には、グラウンドにいた全員が、鳥の鳴き声のような歓喜の雄叫びを上げており凄まじい光景だったそうです。

これからの育成、強化のために組織、環境、人材を整えていく必要がありますが、Didaという人が中心となり、一つになって前進しようと動き出しています。
彼は、非常に明るく、統率力があり、みんなの親分のような存在であり、政府、フリーポート、部族の全てを繋げている人物です。
内山さんも、彼の人間性、器の大きさ、自分達への素晴らしいホスピタリティにとても感動されたそうです。

Papuaは、インドネシアの他の地域の人々もほとんど行った事がないような未知の地でしたが、そこには驚くほど可能性を持った環境、人材、文化が存在しています。
インドネシアラグビーだけでなく、ラグビー界全体においても、新たな光となれるのではないか、と感じております。

追伸:内山さんから伺ったお話です。
今回のセレクションマッチでも素晴らしい活躍を見せたPauls(32歳、プロップ)は非常に逞しい体に加え、その体からは想像できない程のスピード、柔らかい動きを持っています。
彼は、3年前、部族間の争いで、胸に槍が刺さりましたが、自分でその槍を抜き、無事生還しました。
試合後には、その胸の傷跡を誇らしげに見せてくれたそうです。

そんな彼の職業はナースです。

以上  中川雄太